いいオフィス永田町 by FullHouseを会場に、大谷陽一郎の作品を期間限定で展示開始いたします。
展示開始初日には、大谷陽一郎をゲストに迎えたトークイベントも開催いたします。
【展示概要】
期間:2024年2月19日(月) – 5月17日(金)
営業日時:平日 9:00-19:00(定休日:土日祝)
場所:いいオフィス by FullHouse (〒102-0093 東京都千代田区平河町2丁目7-2 Vort 永田町 6F )
アクセス:永田町駅4番出口 徒歩1分
*来場自由
*普段はコワーキングスペースとして利用されておりますので、他の利用者へのご配慮をお願いいたします。
*スタッフにご用の方は入り口の呼び出し用の電話番号にてお呼びください。
【レセプション】
日時:2月16日(金) 18:00-21:00(最終入場:20:30)
場所:いいオフィス永田町 by FullHouse (〒102-0093 東京都千代田区平河町2丁目7-2 Vort 永田町 6F)
アクセス:永田町駅4番出口 徒歩1分
提供内容:作品鑑賞、トークイベント、軽食、ドリンク
*本イベントは完全招待制での開催とさせていただきます。
*本ページ下部の登録フォームよりご登録ください。
◆スペシャルイベント
アーティストトーク | 大谷 陽一郎
『漢字が創り出す降雨』
このトークイベントでは、大谷陽一郎氏をゲストに迎え、現代アートに興味があるけれどなかなかきっかけを掴めずにいる方々や現代アートに馴染みのない方々に対して現代アートを楽しむきっかけを提供します。 大谷陽一郎氏から作品制作のプロセスや作品へ込めるメッセージなど普段直接聞く機会が少ない作品制作の裏側をお話していただきます。 このトークイベントをきっかけにアートが持つ魅力を感じていただきたいです。
開催時間:2月16日(金)19:00-19:45
共催:Artill, Fullon
こんな人におすすめです
・現代アートが難しくて分からない
・現代アートを知りたい
・日本の若手現代アーティストと話してみたい
・漢字の造形の素晴らしさを知りたい
・詩で表現される現代アートに触れてみたい
【大谷陽一郎 Yoichiro Otani】
1990年大阪生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。
在学中に清華大学(北京)交換留学。漢字を素材とした視覚詩の制作を通して、見ることと読むことの繋がりや、形・音・意味の相互関係を探求する。
主な展示に、個展「AmE」(Bohemian’s Guild CAGE, 2023)、江原梨沙子 + 大谷陽一郎「孤独の遠影」(モンブラン銀座本店, 2021)など。主な受賞に野村美術賞(2022)、「SICF24」EXHIBITION部門スパイラル奨励賞(2023)など。作品集に『雨』(リトルモア)、絵本に『かんじるえ』(福音館書店)がある。
<ki/u シリーズ>
「キ」と「ウ」という音節に基づく漢字を無数に配置することで降雨を描いた。この発音の基底にあるのが雨乞いを意味する「祈雨」という言葉である。また、「喜雨」「鬼雨」「樹雨」「雨期」「雨季」など雨にまつわる言葉が複数あるという気づきから、その他の漢字へと派生させていった。最終的に50種ほど「キ」と「ウ」と発音する漢字を使用している。
線行から解放された漢字は作品のなかで同時的に存在しており、同一平面上にある全ての漢字と接続する可能性をもつ。鑑賞者の視線のなかで漢字同士が縁によって出会うことで、あらゆるインスピレーションが生まれる。漢字の形態、音節、意味が相互的に作用し合い、祈りのイメージを介しながら漢字同士が共鳴する場として新たな詩を表現する。